運動しなきゃ!(使命感) 脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/03
- メディア: 単行本
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■簡単なまとめ
ハーバード大学で研究を行っている著者が自身の行った研究や、それまでに発表された様々な研究をまとめ、脳科学的に運動することの重要性を解説した一冊。
運動することによって頭がよくなるし、うつ病になりにくくなるしQOL上がるし、老化防止されるし、むしろ遺伝子レベルで若返るし(どういう意味だ?)これはもう運動するしかありませんなぁ!っと気づけばランニングシューズを履いて走りだしてる一冊。ちなみに私はこの本を読んでから週6でランニングしてる。
いわゆる比較的健康な人が健康維持のために運動する予防医学的な解説のみならず、有酸素運動が抗鬱剤と同じくらい鬱に効き目があるらしいこと、女性でいえば更年期障害の症状を軽減しうることなど現在困っている症状に対しても広く効くことを示している。
■感想 走らなきゃ!(使命感)
様々な角度から、運動の効能を検証し人々の生活にとって運動がどれだけ有用なものであるかを科学的に述べている本。
そのあまりの効能に「これはもう走るしかないな」となった私はすぐさまアマゾンで4000円くらいのランニングシューズを購入し毎日走り始めた。
と言っても、それまで運動をしてきたわけではなく当然体力もないので、初めは500m位から初めて、毎日30~50mずつ走る距離を伸ばしていった。
すると、面白いことに2km、3kmと走る距離が延びていき、最終的にはハーフマラソンに相当する距離を走れるようになった。
このころになると体力がついたのが自分でも明らかにわかるので、電車に間に合わない!ダッシュ!とやってもそんなに疲れないし息も上がらなくなった。普段から階段を使うようにしていたが階段で8階まで上がってもそんなに疲れなくなったのだ。
■ 実践してみた結果から、立ち止まって考えてみると
実際に運動習慣を身についてみると、運動を続けるのは全く苦ではなくむしろ走らない日は「体が走りたがっているんだ」となってるのがわかる。
最近ランニングを趣味にしている人は増えているらしく、ランニング関係の社会人サークル的なものにも参加して人間関係が広がった。
こうなってくるとみなさん不思議なもので、初めは継続距離に注目していたのに、徐々にタイムにも注目し始める。
だがタイムを追及すると当然運動強度が上がって体の負担が増す。
それって健康にいいのか?
確かにランニングをはじめとする運動は健康にいい。これはこの本で紹介している通り間違いない。だが当然やり過ぎはかえって健康を害する。
結構ガチでランニングやってる人は、この健康に悪影響が出るところに片足突っ込んでいる人がいるように感じた。
健康でい続けるために運動するのだから当然長い生涯を通して運動するべきなのだ。そうすると、タイムを追いかけるようなランニングや、ウルトラマンマラソンみたいなのって長い目で見るやめたほうがいいんじゃないか?
そう考えて私はきつくないペースできつくない距離(大体6km)を走るようにしている。
ちなみにこの点に関して筆者は心拍数計などの運動強度をモニタリングできるスマートギアを身に着けて自分の運動を適切に観測、管理することを進めている。
最近はスマートギアとそれに連動するアプリもあって自分の運動の管理が簡単なのでお金に余裕があったら私もそのように運動したい。
にしても、明らかに生活習慣病の予防に効果があるのだからスマートギアの普及とクラウドへの移行に伴って運動している人の保険金が安くなる(スマートギアのデータが保険会社に送信されてそれによって月々の料金が決まる)ような保険プランもこれから出ていくんだろうなぁ。