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未来を作り出すテクノロジーはどれだ?  ”NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック”

 

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック

 

 

■簡単なまとめ 未来予測のための最先端科学

 

”偉大なSF作家ジュール・ヴェルヌは「二十世紀のパリ」という驚くべき小説を書いた。そこには100年後の1960までに科学技術がどのようにヨーロッパを変えてしまうかが予言されていた”(本書序文より引用)

 

 

このジュール・ヴェルヌの予言はかなり正確であったらしく、月ロケットのカプセルの大きさを誤差10%で予測し、その発射がフロリダで行われることすらも予言したという。なぜ彼は100年も前に正確に未来を予測することが可能だったのだろうか?

 

彼は当時最先端の研究をしている科学者から話を聞きそれらの話を自身の中で統合することにより、100年という超長期の未来を予測したのだ。

 

では同じことを現代の我々が行うとどうなるであろうか?

 

というコンセプトで作られたのが本書である。内容は最新の科学技術を実際に研究開発を行っている人から話を聞くことによりそれに関わるエピソードや研究者の思い描く未来などについて述べている。

 

形態としては日経サイエンスに近いが、未来を作りうるという軸で集められた最新技術は圧巻の一言で科学がここまで来たのか・・・・?!っと感じさせられる技術ばかりが紹介されている。正直言ってこれもうSFの世界だよね……?

 

 

■感想 もはやSFはただの娯楽ではなくなった

 

初めてこの本を読んだときあまりの衝撃に体が震えた。高度に発達した科学は魔法と区別がつかないというが、全くそのとおりであることを痛感させてくれる。はやりの人口知能関連のトピックスはやはり多く取り上げられており。

 

  • マッチングサイトをハッキングしてデータを集め、自分の理想の相手とアプローチ方法、彼女らが望むであろう話題を人口知能に教えてもらい彼女をゲットした男の話
  • 犯罪歴と環境情報をインプットすることによって刑事の勘では予測できないような犯罪するも予測する人工知能
  • 自分の作った音楽がヒットする確率を判定してくれる人口知能とそれによって歌手デビューした女性の話

 

など、非常に興味深い話が読める。ところで今挙げた上の話の中でこんなSF作品なかったけ?と思った方はいなかっただろうか?

 

一つ目の話は現在連載中の漫画恋と嘘という世界に出てくる許嫁を国が決めてくれるシステムに似てる。二つ目の話は映画マイノリティレポートに出てくる犯罪予測システム、あるいはアニメサイコパスに出てくるシビュラシステム似ている。

 

これらの漫画、映画、アニメを見たときにその世界が現実になりうると考えられた人がどれだけいるだろうか。もはやSFモノに出てくる舞台装置は空想の産物でなく実際に我々の目の前に確かに表れうるものなのだ。

 

マンガなんて、アニメなんで、映画なんてっといっていると貴重な未来について考える、未来に先回りできる機会を失ってしまう。

 

奇なる現実に比べれば、人の想像など鎧袖一触なのだ。

 

(未来について考えてどうしろって?来たる未来に対して準備できるじゃん。株とか......)

 

恋と嘘(1) (講談社コミックス)

恋と嘘(1) (講談社コミックス)

 

 

個々人の性格や趣味、嗜好遺伝などから統計的にその人にピッタリ、いわば科学的な運命の相手が16歳になると国から通知される世界が舞台。多くの人がその相手と結婚し子供を産み、円満な家庭を気づいていく、そんな世界で思春期まっただ中の主人公には好きな人がいて、でも彼女は通知された相手ではなくて......といった中で繰り広げられる三角関係が描かれてます。普通にラブコメとしても面白い。

 

 

人の人相から犯罪係数と呼ばれる、その人の犯罪を犯しそうな具合を数値化し、その数値いかんによっては警察的な人から殺されちゃう世界。絞咬さんかっこいい。

 

 

未来視の超能力者が犯罪の起こる現場、人などを予測し犯罪を未然に防いじゃう世界が舞台。みたのが10以上前でトムクルーズが主人公なことと世界観以外よく思い出せない。