睡眠、不思議な現象 ”よく眠るための科学が教える10の秘密”

 

よく眠るための科学が教える10の秘密

よく眠るための科学が教える10の秘密

 

 

■簡単なまとめ

 

私たちは人生の3分の1を寝て過ごすにもかかわらず、睡眠についてあまりに無知である。

私たちは何のために眠るのか?寝ないとどうなるのか?よく眠るためには?睡眠学習って漫画とかで目にするけど可能なの?明晰夢ってほんとにあるの?

 

睡眠に関する様々な疑問について現在の科学でわかっていることをまとめた睡眠学(といっていいのだろうか?)の教科書的な一冊。

 

ちなみに、ラットを使った実験だと睡眠が与えられなかったラットは栄養状態などに問題ないにもかかわらずわずか1ヶ月半程度で死んでしまったらしい。死因はわからない。

 

不眠マラソンという寝ずにどれだけ起きてられるのかを競うギネス記録が以前あったが、挑戦者が不眠マラソン後ことごとくうつ病や怒りっぽくなるなどの人生に深刻なダメージを与える疾患に悩まされたことから現在では、不眠マラソンはギネスからはずされている。

 

この二つの例から睡眠がいかに大事なものなのかわかるだろう。ある実験を通して、睡眠の多寡によって生産性に違いが見られることもわかる。本書では他にもユニークな実験の結果などから得られた最新の睡眠に関する知見が得られる。

 

睡眠にかんして悩んでいる人のみならず、従業員の生産性を挙げたいと考えてる管理者の方にもオススメの一冊

 

■感想 ただ眠るのではない、よく眠るのだ。 私の睡眠改善記

 

本書を手に取ったきっかけは私が常に不眠気味だからなのだが、本書は睡眠に悩みを抱えている人のみならず睡眠をより有意義にしようと思う人にも有用である。

 

睡眠が人生に与える影響は私たちが考えているよりはるかに大きく、睡眠が足りないためにうつ病になったり、ボケが進むことを示唆する研究も多くある。

 

たいていのものがそうであるように睡眠にも量と、質の両方があり両方がそろってないと体に不調をきたす。いきなり両方を改善するのは難しいので本当に睡眠不足で困っているならばまずは、薬などで量を確保するのが大事かもしれない。

 

かくいう私も本当につらいときは休みをもらって、薬を飲んでずっと寝てた。ともかく寝た。そのするとまったくやる気がなかった状態から徐々に何かをやろうという気持ちが芽生え、軽い運動をはじめ、友人と御徒町にある燕湯という銭湯にいきヒートショックプロテイン反応を起こし、自律神経をリセットし寝る。するとその日の朝は非常にぐっすりと眠れ活発に活動できる。これを繰り返しながら私は睡眠を改善し(つっても明らかに足りないときに昼寝をしたり、暑いお風呂に入ったりとかだが)徐々に日常生活に戻っていった。

 

人によって眠れない原因は様々である。私の場合は鼻炎と自律神経の失調だったらしくこの二つの改善のためにまいちにヨーグルト食べたり、日の光浴びたり、運動したり、暑いお風呂にい入って冷や水頭からかぶってまた暑いお風呂に入ってといったことを行ったらうまくいった。

 

ただ個人の知識では、何が問題なのか把握するのは難しい。自分の睡眠をみなすためのひとつのコーチとして、本書は役立つでしょう。

 

ちなみに私はこれ以外にも睡眠に関する本を読んで、医者と相談した上で、何をやるか決めました。

本当にまずいときは迷わず医者に行きましょう。